資金調達・銀行交渉・中小企業支援│サクセスクルーブログ

資金調達・銀行交渉をはじめ、社内の財務を中心に中小企業を支援する株式会社サクセスクルーの活動ブログです。

中小零細企業における正常な融資残高とは
中小・零細企業の皆様の中で融資を受けられている事業主様も多いと思います。 ここではあくまで経験に基づき一般的な意見として聞いていただければと思います。 基本的に借入金の種類は運転資金と設備資金になります。 納税資金や賞与資金などは本来は運転資金であり、銀行が編み出した資金使途だと考えていただいていいと思います。 まず、設備資金ですが基本的にはその資金を償却期間以内に返済できることが妥当であり、当然のことと思います。 しかし、建物は償却期間が長かったり、土地は償却期間がなかったりします。 これらに対し、一般的には不動産賃貸業でない限り、長くて20年、場合によっては15年や10年で融資期間が組まれたりします。この場合には、利益だけで返しきれず、繰り返し借り入れを行っていくことになりますが、トータルで20年程度で返済できれば十分合格だと考えています(金融庁検査の基準は少し違いますが)。 ですから、このような感じで借りている設備資金はいくら借りていても心配はいらないように思います。 ただし、収益力が落ちてきたらたちまち収益で返せないということになり、あっという間に赤信号がともるということは忘れないようにしていただきたいと思います。 問題なのは運転資金です。 運転資金は  (拘束されていない自由に使える預金)+受取手形+売掛金+在庫−買掛金−支払手形 となります。 最近手形取引は減ってきていますし、受取手形は裏書が割引で使えますので大丈夫という位置づけにしておきます。 となると、本来運転資金は月商の2か月分くらいがMAXということになります。 ただし、業種・業態によっては在庫があまり要らない業種であれば、もっと少なくて済みますし、仕入れは現金に近いのに回収まで時間がかかる場合などはもう少し必要になるかもしれません。 しかし、通常の売掛金は長くても2か月程度ですし、通常支払いも締め支払いが多いように思います。 なのに、運転資金が月商の2か月分を大きく上回る資金が必要だと相談を受けるなケースが多くあります。 このような場合には、本業に関係のない資金に流れていたり、不良債権が増えてきていたり、赤字(隠れ赤字も含む)であったりします。 ですから、運転資金の融資を受けておられる中小・零細企業の事業主様で一般的な資金の流れをされている場合に、自社の借りている運転資金が月商の2か月分を超えてきたら、注意いただいて財務体質の改善に力を入れてほしいと思っています。 でなければ、通常の事業活動の中で返済しきれない状態に陥る可能性が高くなっていると考えていただいてもいいかと思います。
サクセスクルー代表・中小企業経営支援コンサルタント | 10:50
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